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段差のいわれ

2009/2/20

世の中、バリアフリ-がかなり浸透してきていますが。

建物の段差が有り難い場合がありました。

昨日読み終わった 今小路覚真さんという方の書かれた

   「お坊さん」

という本に、興味深い記述がありました。引用させて

いただきましょう。

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西本願寺における阿弥陀堂と親鸞聖人のお木像の

安置されている御影堂には、明らかな違いがあります。

たてものの大きさだけではありません。御影堂の床面が

本堂(阿弥陀堂)の床面に比べておよそ1メ-トルほど

低く建てられていることです。本堂から御影堂に移るとき

踏み段を二段下りて広縁に降り、さらに少し傾斜した

渡り廊下を通って、御影堂にたどりつきます。この高低差は

本堂の阿弥陀さまの足元に、御影堂の親鸞聖人の頭が

位置する高さだと伝えられています。阿弥陀さまの足元に

伏しておられるおすがたなのです。「敬い」のおすがたです。

真宗儀礼はすべて、この両堂の高低差の意識に起因して

いるといっても過言ではありません。

一言で云えば、真宗儀礼は「敬い」のすがたです。教義上

の真宗儀礼の基本は、善導大師が示された五正行

(礼拝、読誦、観察、称名、讃嘆供養)にあります。

しかし、形ある儀礼の出発点としては、両堂のたたずまい

に示される「敬い」にあるのです。

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稽首仏足 と言う言葉が 仏説無量寿経 

に書かれていますが。稽という使い慣れない漢字ですが

稽古(けいこ)するという言葉につかわれています。

とどめる という意味だそうですので、稽首仏足とは

自分の頭を 仏さんの足元に置くという意味でしょうか。

それを形にしたものが、両堂の床の高低差に表されて

いるのでした。

400年前に両堂が建てられたころでも、移動するのに

段差などない方がいいに決まっていますが、あえて

段差を付けられたいわれを、勉強させていただきました。

   深いですね~~ェ

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